13 5月

在外研究 in スイス…第5週(5月6日~5月12日)

イミグレーション関係について

入国後2週間以内に,住所が定まったという書類をOCPM(Cantonal Population and Migration Office)に提出するように言われ,4月16日(火)に駆け込んだ.その後しばらく連絡がなく,5月3日(金)に郵便が届いた.一家で総額CHF738,1フラン170円換算だと,125,460円を支払うようにという通知だった.あまりに高額でしばらく躊躇していたが,5月7日(火)にWiseという国債送金の専門業者(銀行間送金よりは手数料が安い)を通じて支払った.それと並行して,同じ郵便物に指示されていた,生体検査 biometorique の申し込みを行った.しかし,日程が空いていない.結局6月5日(水)になってしまった.子どもたちの学校もあるし,水曜日しかうまく都合がつかないのだ.内容としては,指紋などを採られるだけだと思う.とりあえず,生体検査を受けてから,おおむね1週間から10日くらいで,ようやく滞在許可証が発行されることになるようだ.今からまだ1ヶ月以上も先ということになる.何年も住む人ならば,2ヶ月くらいかかるというのも短く感じられるかもしれないが,1年しかいない者にとって,2ヶ月は長い.それがないと,いろいろ不便もある.

昇天祭にともなう休日

5月9日(木),子どもを学校に送っていったが,誰もいない.どうしたことだろうと思って妻に連絡したところ,昇天祭の祝日ということだった.祝日については,ノーマークだった.学校は6月いっぱいまでなので,それまでは何もないだろうと勝手に思い込んでいた.とりあえず,ウェブで検索して,ジュネーヴ州の休日として認識した.

翌日の10日,子どもを学校に送っていったが,誰もいない.あれ? 今日は祝日ではないはずだが….仕方ないのでうちに帰って調べてみたら,ジュネーヴ州のウェブサイトで祝日等の一覧があるのを発見した.確かに祝日ではないが,学校は,もう1日休みになると書いてあった.

2日間も休み,そして,そのまま週末になだれ込むことになるので,4連休だった.全く想定外.4月に学校に面接に行ったときに,注意してほしかったし,休日一覧はほしかったな.おかげでずっとうちに子どもがいる状態になってしまい,ディズニーを見たり,喧嘩したりと絶え間なくうるさいので,全く仕事ができない.ずっと籠もっているわけにもいかないので,木・金とも,午後からは,近くの公園に連れて行ったりした.早く原稿かかないといけないんだけど,諦めモードである.とにかく,休日は敵だ.

日系のスーパーマーケットとマルチクッカー

5月8日,子どもたちを補習校に送り出してから,かねてより一度行ってみたかった,日系のスーパーマーケットUCHITOMIに行ってみた.ある程度高いのは予想していたが,安くても日本の3倍くらい,ものによっては6倍くらいの値段が付いていた.

アメリカのヤオハンの感覚(90年代の留学時や2016年のサバティカル時)に慣れていると,べらぼうな値段に思える.ぼく自身は,もう何も買わなくてよいと萎えてしまったが,妻は,子どもたちに何か食べさせたいというのと,食事のバリエーションもあった方がよいというわけで,日本風のお米(生産地はイタリアらしい)など数点を買った.

買ってきたお米を,一度これまでのように鍋で炊いてみた.妻も子どもたちも喜んでいたが,わたし的には,何かイマイチ.カリフォルニア米の方がうまいなという印象だった.とりあえず,炊飯器を買ってみようということになり,米だけでなくいろいろ炊けるマルチクッカーをその日のうちにネットで発注.土曜日に到着,日曜日の夜に,初炊きをした.説明書には,何合について何mlという記述がなく,水加減がよく分からなかったが,だいたいこれくらいという感じで炊いてみた.やはり米自体は標準価格米といった感じもするが,鍋で炊いたときよりはおいしく炊けていた.やや水が多すぎた感じもしたが,少し実験を重ねれば,よい水加減がわかるようになるだろう.

シヨン城観光

5月11日(土),シヨン城に行ってきました.

シヨン城 Château de Chillon についての概略は,ここ(日本語)にあるとおりで,行く前から魅力的な城であることが分かります.こんなお城がジュネーヴから1時間ちょっとというところにあるなんて,行ってみない理由はありません.「リトル・マーメイド」のアリエルが恋したエリックの居城のモデルなのだそうで,教会などはもう見飽きた子どもたちも,行ってみたいと興味津々でした.
また,シヨン城は,モントルー Montreux にありますが,モントルーといえば,モントルー・ジャズ・フェスティバルですね.世界的に有名なジャズフェスです.これも,今年は,7月5日から20日に行われます.
https://www.montreuxjazzfestival.com/en/programme/

ローザンヌまで特急,そこからは各駅停車に乗り換えて,1時間半程度で到着.駅からは遊歩道を通って,10分ほど.アクセスはとてもよかったです.遊歩道の途中からは,シヨン城が見え始め,確かに湖の中に浮かんでいるように見えます.

入場料は,ファミリー料金35フラン,日本語のオーディオガイド1人分6フランで41フランでした.まあまあかなというところです.セルフガイドツアーは,全部で40以上の箇所に分かれていて,数字の順番を追いながら見ていくことになっています.

いきなり,地下室に入り,そこが監獄だったとか処刑場(首縄もつるしてある)だったというような殺伐とした感じで始まりました.子どもたちは,怖がりながらも興味を持って見ていたようです.無教養なわたしは,城を出るときにお土産売り場に行って,そこで,バイロンの詩にシヨン城が詠まれていたことを知って,そういうわけで,まずは地下室からだったのかと思った次第.そこで,日本語訳の「シヨンの囚人」が入ったブックレットを買ってきました.
よくありがちな,王様などエラい人の居室だけを見て回るツアーではなく,トイレから使用人が使っていた部屋,食堂などもくまなく見ることができました.トイレは,穴が深く,最後は湖に直接垂れ流されていたようです.牧歌的な時代だなと思いました.最後は,天守閣にのぼります.中を駆け足で見て回るだけで,1時間半ほどもかかってしまいました.

思いのほか時間がかかり,お昼も食べずに入ったので,出た時にはお腹がぺこぺこ.近くのカフェ・バイロンでキッシュやサンドイッチを食べました.値段は,もう驚かなくなったかな.デカンタサイズの白ワインを引っかけました.日本人の女性が働いていました.
その後は,沿岸の遊歩道をモントルーの街まで歩きました.このあたりでジャズフェスをやるのかなと思ったりもしましたが,最後列車時刻に間に合わせるために駆け足だったので,あまり街中をじっくり見ることはできませんでした.