20年来の友であったオーディオ一新プロジェクトの第一弾として,いや,ちがうやろ,スピーカーを台の上に載せていると子どもたちが当たって危ないので何とかせーと妻に言われたので,スピーカーを変えることにしました.初職に就いて,そのころのボーナスが入るたびに,今度はスピーカー,今度はアンプと買い足していった相棒たちで,手放すのはいささか寂しい気もします.
これまでは,Onkyo D-77WRXという1本10万円くらいのでした.20年くらい連れ添ったので,もう次になると70代.もう定年後なので,次はないなということで,思い切り,B&W 702S2 Signature を入れました.
まだ馴らし中ですが,解像度は全然違っているし,低音はタイトです.全体として団子みたいな音が細かくなりました.いや,これでも2000年頃では,それなりに細かかったんですけどね.これで墓場まで連れ添えそうです.
こうなると,アンプがほしいな,ネットワークプレーヤーにアンプが付いたやつかな,などと物色しています.できれば国産じゃないものがほしいなと.
どっかで,Linnとか聴けるところないかな.(3/6/21)
追記
購入までのいきさつを少々.
私の場合,とにかくクラシックとジャズという人なので,そういうCDを持ってお店に行きました.ヨドバシでも聴けますが,うん十万円の投資をするので,ちゃんとしたオーディオ専門店に駆け込むのが吉です.
自分の好きなCDを持って行くのがよいとされていますが,テストできないと意味がないので,私はクラシック音楽は,次の2点としました.
1.レスピーギの「ローマの松」.店で聴くのは第2楽章.
2.バッハの「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ」.これは,好きなのを聞けばよい.
1は大編成オーケストラで,しかも,冒頭の弦の低音のピアノで,低音の様子がよくわかります.ここで団子になるか,それなりに分離して聞こえるかがチェックポイントです.
次にトランペットソロ(じゃないけど,みたいになるところ)では,ペットと,上でなっているヴァイオリンの分離度をきちんと聞くことがポイントです.
メインの5/4拍子に入ってからは,ピアノからフォルテに向かっていくので,どれだけよく鳴っているか,好きな響きかどうか,各楽器が分離しているか,定位がしっかりしているか,というあたりがポイントです.
2は,別にこれである必要もないですが,1本ないしカルテットくらいの小編成の演奏を聴いて,弦の最初の入りとか,弓と弦のこすれが出ているかとかを聞くといったところがポイントです.
最初,予算40万と思っていましたが,結局オーバーしました.だいたいそういうふうになると思っているのがよいです.上を聞くと,必ず上はよいです.
ただし,ジャズの趣味の人は,本当にJBLとマッキントッシュがいいのかは,考えた方がよいと思います.個人的には,JBLの音は嫌いです.あの組み合わせは,おっさんのステータス・シンボルみたいなものでしかないのではないでしょうか.
ところで,そもそもの話というのがもう1つあって,1年半ほど前に車を某M社GLCにしたのですが,M社の付属のスピーカーがすごくいいんですよ.Burmester社のものですが,それが11本だか入っている.車用はそれ用に開発されたものだと思いますが,Burmesterの車用じゃないオーディオって,1つのコンポーネントがうん百万円とかいうのもありますし,とにかく車用もいい音です.何か最近,家で聞くより車で聞く方が気持ちいいなとか思うことがあって,少なくとも,車で聞くレベルを超えないと意味がないというのは,ありました.予算40万では,納得できなかったんですよね.それでつい.これからは,しばらくうちで聴きます.
でも,やっぱりアンプは買い換えたい.