Sunbelt会議で発表することになりました

昨日連絡が来て,アブストラクトの審査の上,6月下旬,英国ブライトンで行われるSunbelt会議(社会ネットワーク分析の国際会議)で発表することになりました.
タイトルは,”Museum Visiting Networks: Differences in Visiting Patterns between Citizens and Visitors”,これを,”Networks in Arts and Cultural Organization”というセッションで口頭発表します.
ちょっと前にやった安曇野市の美術館・博物館利用調査の結果報告です.
Sunbeltは,2010年のイタリア以来かな.久しぶり.
楽しみたいと思います.
しかし,今年も資金がない.全て自分持ちかな.何とかしないと.

官舎から賃貸マンションに引っ越しました

6年半住んだ官舎を引き払って,このほど民間の賃貸マンションに引っ越しました.

官舎は,とにかく寒い.主たる理由はこれだったといっても過言ではありません.
1階にあった部屋は,底冷えし,いくら暖を取ろうとしてもちっとも暖かくならず,風呂など入るのは苦痛でした.
ともかく,ひどい構造でした.
入居当時,しばらく人が住んでいなかったようではありましたが,天井はカビだらけ,北側の部屋の窓の下は夜露のためか畳が朽ち果てていました.その畳を入れ替えてもらったとき,作業の様子を見ていたら,畳の下の板も朽ちていました.これも取り替えるということになり板をはがしたら,何と下は5メートルくらいの空洞.さらに,壁にも断熱材が入っていないとのこと.これは寒いぞと覚悟を決めました.
台所の湯沸かしを自分で買わないといけないのもどうかと思いましたが,洗面所にはガスを取ることすらできず,水しか出ません.
退去時に,自分で据え付けたものは撤去するように言われるので,ウォッシュレットもありません.苦痛.用はなるべく職場で,と.
風呂場は北側にあり,換気扇がないので,夏も冬も風呂場を使った後は,窓を開け放たないといけません.それでも,しらないうちにカビてきます.
窓も1枚ガラスのみ.9月も終わりになると夜露に濡れるようになります.1年目こそ,結露しないようにいろいろと対策もしてみましたが,毎日のようにやるのは非常に手間.2年目からは,「もうしらん」ということで対応しなくなりました.
なぜ,寒冷地手当が出て,氷点下10度以下になることもある松本で,東京と同じような構造の官舎を建てるのか? 愚かとしか言いようがありません.

いろいろな因果で松本にやってきたので,当初は,こんなぼろ屋でも仕方ないと思っていましたが,そんな境遇にとても情けない思いをしました.
特に,冬場になると,寒い官舎に帰りたくなく,研究室でやれるだけの仕事はしてから深夜(未明)に帰るというような習慣が身についてしまいました.
2年半ほど前に自動車を買ってからは,ときどき温泉に行って,うちでは風呂を使わなくてよいようにするようになりました.
その頃から,妻となる人と付き合い始めましたが,夏も終わりくらいになると風呂に入るのを嫌がるようになりました.2年ほど前に結婚,その後すぐに彼女が留学に出て,大量の荷物を預かったので動けなかったのですが,彼女が帰ってきたのを契機に,自分も引っ越そうと決めました.

この賃貸マンションに決めたのは,2月初旬でした.2,3物件を見せてもらいましたが,ここを夕方に見に来たときに,玄関を入ると,ほんのり暖かかったのです.気密性がいいなと思いました.また,窓も二重窓になっていたりするなど,ちゃんと寒冷地対策がなされていると思いました.もっといろいろと見て回るつもりでしたが,即決.
妻の日本での引越がある程度終わったことから,私も引越をしました.

ここに来て3日ほどになります.まだ引越荷物が散乱していますが,快適です.
シャワーを浴びるのも,最初の一時を少し我慢すれば,すぐに温まります.
トイレもウォッシュレットだし.

確かに家賃は上がりましたが,QOLもあがりました.
妻も,ここなら冬場にも来てくれそうです.
これからは,夕方はなるべく早く帰ってきて,うちで仕事をする時間を作りたいと思います.