2012年1月アーカイブ

 1月29日の午後に,今年度の「信州大学放送公開講座」の2回目として,ぼくが登場することになりました.今年度は,東日本大震災,長野県北部地震に伴う栄村付近の震災,6月の松本市南部を中心とした地震などがあり,長野県内もあちこちで災害に見舞われました.例年は多様な内容らしいこの講座でも,震災一色になったようです.今年のテーマは「地域と共に考え,学ぶ防災:知って備える防災への提言」となりました.ぼくも「災害時における地域ネットワークの重要性について」というタイトルで話をします.
 実はテレビを忌避していました.顔がいいので人気で過ぎたら困るなとかいうこともないわけではないのですが(笑),いろいろな人から,こちらが伝えようとしているようにはならず,編集の都合のいいところだけ切り取られてストーリー作られるよとか聞かされていたからです.政治家だって,話を断片的に引用されてスキャンダラスに放送されるといったことを常日頃見て知っているわけで,同じようにやられるとイヤだなと.
 しかし,今回は副学長直々に頼まれてしまったので,お引き受けせざるをえない状況に追い込まれてしまったわけです.なので,こちらも少し防衛策を講じました.こちらから積極的にはストーリーを語らないということです.結果的にかなりの程度はディレクターさんに話を作ってもらい,それに合わせた形になったかと思います.しかし,放送に先だって少し内容をいただきましたが,まあそれなりにできているのではないでしょうか.少なくとも,当初思っていたよりは編集はずっと穏当かなと思いました.ただ,何となくパンチがないようにも思いましたが.まあ,これは,ぼくのうだうだ話す悪いくせが祟ったのかもしれません.
 だけど,言っておくと,忌避していたとはいうものの,この30分の番組を撮るために,ほとんど丸二日くらいかかっています.一日は十日町に取材に行きましたし,もう一日は時間は短かったけれども大学で何時間か撮りました.ミーハーなぼくとしては,いつもテレビで見るアナウンサーの方を至近距離で見られて,ちょっとうれしかったということくらいは告白しておいてよいでしょう.別にぼくは心底から堅物ではありません(笑).
 というわけで,ローカル放送ではありますが,まあこのあたりで修行して,そのうち全国区でデビューします.顔がいいからもてるやろうな.(ウソ) でも,わざわざテレビに出て訴えなければならないことってそんなに多くありません.とりあえず,これが終わったら,色気づいてないで頑張って研究します.むしろそっちの方が本業です.頑張って,売れない本書こう(苦笑)

追記:
 しかし,思ったほど悪くなかったと思ったのは,ディレクターさんはじめ,すごくちゃんと働いておられたのを目にしたということと,実際,全体では数時間におよぶ取材を,うまく30分に収めるディレクターさんてやっぱり相当な能力をお持ちであるとわかったことです.
 もちろん,縮小の段階で,枝葉末節とかが切り落とされて,すきっとした感じになりすぎてしまうということはあるかと思います.だから,その部分が伝わらないとイヤだと思う研究者がいるのもわかります.今回は,とりあえずテレビ取材がどうなっているのかということが実体験としてわかったので,これからのことは,また考えようと思います.

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