そろそろ本年度も,1年生の配属分野を決める季節がやってきた.信大社会学分野に少し興味を持っている人に,インフォーマルなメッセージをと思い少し書くことにした.
昨年,私は相当に
長い文章を書いた.それでおよそ言い尽くしていると思うのだが,「前の年のを読んどいて」というと,「去年とおんなじかい?」と,最近の学生たちは,十把一絡げにされるのを嫌うような反応をするので(という表現自体が十把一絡げなのだがw),今年向けに若干書きたしてみる.
今年の9月,私は学会のため広島に行った.そしてそこで今春卒業して故郷の広島に戻った卒業生と再会し,カープファンの彼に連れられて,ファンの集う焼き鳥屋に連れて行ってもらった.また,別の同期の卒業生とは彼が働いている東京近郊で会って彼の近況と悩みを聞いた.10月になって,やはり今年卒業した2人の卒業生に誘われて飲みに行った.(「卒業した卒業生」という表現は,イマイチだが,「卒業した学生」というと,未だ学生か?という誤解を受ける気もするし,まあええことにしてくれ.)
彼らは,彼らが3年次の後半から1年半しか指導はしていない.しかし,卒業生が学生時代を懐かしみ,話や相談をしに来てくれるというのは,教員としてこの上ない幸せである.私も自分が育てた学生だという気持ちがあるし,たぶんだけど,彼らも私のことが嫌いじゃない.社会学分野は,そういった卒業後も続くちょっといい関係を作れる場所だと思っている.
しかし,世の中ハッピーなことばかりではないのも事実である.今年痛烈に思ったことは,信大の社会学は実習として,全員が学外にインタビューに行ったりするので,社交性のほとんどない人はやっぱりダメだということである.社交性を身につけたい(けど,今は社交性はほとんどない)という人は,来ない方がきっと幸せである.社交性というのは,訓練をして身につけるような代物ではない.日頃の対人関係の中で徐々に形成されてくるものだろう.インタビューをするうちに社交性が身に付いてくるというようなのは幻想だ.インタビューはそんな即効性のある治療薬ではない.そんな話は虫がよすぎる.自分は
少しは社交的だと思えるとか,自分は対人関係はそんなに苦手ではない,という程度より上か下かで,幸せな社会学分野ライフを送れるかどうかに開きが出てくるように思われる.そういった程度よりも上ならば,最初はおっかなかったインタビューも数をこなせば楽しくなってくるだろう.しかし,下ならば,苦痛の連続でどんどんイヤになるだろう.たぶん,そういう人は,インタビューという状況を考えただけでもイヤなのではないかと思う.そういう人は,最初からやめておいた方が得策だと思う.いろんな人と普通におしゃべりできる人,初対面の人とは少しは緊張するけどそのうち打ち解けられるという人なら問題ない.ただし,極端に苦手な人は気をつけてということだ.
去年は,ウェルカムな感じのことばかりを書いたのだが,ちょっとネガティブ情報もないと不自然かと思うので,とりあえず,上記について留意されたしと言っておこう.
とりあえずは,ここまで.また,思いついたら,その度に追記していくことにしよう.(11/2)